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UUIDの生成速度を上げる取り組み
以前PostgreSQL 18でUUIDv7がサポートされたという記事を書きました。今回は現在取り組んでいるUUIDv7の生成を早くするための改善について、その背景や検証内容についてです。
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PostgreSQL 18がUUIDv7をサポート
UUIDv7はRFC 9562で定義されました。UUIDには8つのバージョンがあり、どれもサイズは128ビットですが、格納するデータがそれぞれバージョンで異なります。私もUUIDv7を知るまでは、UUIDといえばランダムデータのイメージでしたが、それはバージョン4のUUIDで、本記事で紹介するバージョン7のUUID(UUIDv7)はタイムスタンプをデータの先頭に持つためソート可能であるのが大きな特徴です。
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PostgreSQL 17で新しく実装されたradix treeを使ってインメモリのキーバリューストア作ってみた
これはPostgreSQL Advent calendar 2024の18日目の記事です。
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PostgreSQLでmusl libcを使う方法
有名な標準Cライブラリの実装はglibc。musl libc(マッスル)は別の標準Cライブラリの実装。ライセンスはMITライセンスで、シンプルな実装、小さいバイナリ、が特徴らしい。Alpine Linuxでも使われているとの事。
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PostgreSQLで「圧縮+読み取り専用テーブル」をテーブルAMを使って自作してみた
先日、pgroadという趣味で作っているPostgreSQL用のTable AMを公開しました。pgroadは、PostgreSQLに新しいテーブル形式であるroadを追加する拡張機能です。roadはRead Only Archived Dataの略で、使用頻度が低くなったけど削除はできない既存のテーブルを、コンパクトな読み取り専用テーブルに変換する形で使います。